食料品高騰や品不足が相次ぐ…それでもコーヒーが品薄にならない深い理由
インドネシアのスマトラ島にあるポルン村というところの小規模「生産者」が、自分たちの農園にあるコーヒーチェリーの収穫を行います。
いくつかの農園で収穫されたコーヒーチェリーを「集荷業者」が買い集め、近くの提携「加工業者」であるAさんのところへ持っていきます。
加工作業は、Aさんとそこで働く家族、アルバイトの従業員で行います。精選処理(収穫後のコーヒーチェリーを生豆の状態に加工すること)をして、乾燥まで仕上がったコーヒーを「輸出会社」へ送ります。
輸出会社ではポルン村から一番近い港にコーヒーを運び、船会社を通して日本の神戸港行きの船便を予約し、最終段階まで仕上げて船積みをします。
コーヒーを積んだ船が到着した後の流れ
コーヒーを積んだ船が神戸港に到着すると、「輸入会社」である「海ノ向こうコーヒー」のスタッフが通関業者にお願いをして、税関で輸入の手続きを行います。
その後無事に通関が済むと、「倉庫業者」の倉庫にコーヒー生豆を納入します。
輸入会社は、「焙煎業者」から生豆の注文を受けると、倉庫業者や運送業者を経由してお店や工場まで生豆を運びます。
注文したコーヒーを受け取った「焙煎業者」はそれを焙煎して店頭に並べて、焼き豆で販売したり、取引先の「カフェ」へと卸したりします。
そして「カフェ」ではバリスタが一杯のコーヒーを抽出して販売し、皆さんの手元に届けられるのです。
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