「自分語りはすべて自慢話になる」と割り切って…SNSやブログを"イヤミっぽくなく書く"簡単テクニック

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具体的な使い方をご紹介しましょう。

「パリに10日間の旅行に行ったときのことを書く」となったら、

●「大胆にも全資金を投入した」
●「一世一代のことと思って、大奮発して行った」
●「柄にもなくパリで最高級のホテルに泊まった」

といった、"便利なワード"を使った一文を話のどこかに忍ばせておくのです。

「変に謙遜すると、余計にイヤミに感じられることもある」と述べましたが、へりくだった感じの文章に対して、読み手は非常に敏感です。

下手に謙遜した内容をダラダラと書くと、イヤミに感じられて反感を持たれてしまう可能性は高まります。

それよりは、前項にある「自慢話であることを開き直った言葉で入れる」「読み手から入りそうなツッコミを自分で先に入れる」、それから今記した「"便利なワード"を使う」といった策をとるほうが、サラッと読んでもらえて、イヤミに感じられずに済むと思います。

少し上級のテクニックを取り入れるなら、やりすぎない程度に「自虐のシーン」を書いてみる手もあります。先ほどと同様、10日間のパリ旅行で贅沢なホテルに泊まったなら、こんなぐあいです。

「チェックインをしている私の姿を他人が見たら、『英語も話せない、リュックを背負った日本人が、頑張ってチェックインしているな』と思ったことでしょう」

「ポーターさんに手伝ってもらう術がわからず、自分で大量の荷物を持った日本人がキョロキョロしながら入ってきたのが見えたでしょう」

こうすると、読み手は反感などよりも、親しみや共感を持ってくれると思います。

「書きたいこと」を「読みたくなるように」

あなたが「書きたいこと」や「伝えたいこと」を読み手に十分に伝える、もっといえば、楽しみながら読んでもらうためには、「この文章を読んだときにどう思うか」「どんな反応をするか」と想像しながら書く癖をつけるといいでしょう。

引き続き、パリに10日間の旅行に行った場合を例に挙げながら、ご説明します。まず、あなたの知人が「自分のことを書いた」と言いながら渡してきたと思って、次の文章を読んでみてください。

「一世一代と思って、パリの五つ星付きの豪華なホテルに泊まった。ゴージャスな体験に、私はこれまで仕事を頑張ってきてよかったと思った」

次ページ「あっ、そう」という程度の感想
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