「自分語りはすべて自慢話になる」と割り切って…SNSやブログを"イヤミっぽくなく書く"簡単テクニック

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【対策その1】「これは自慢話なのだが」「ここで思わず自慢してしまうと」と、"前フリ"をしてから書き始める

ある著名な作家は、エッセイに自分のエピソードを書くときには、「『自慢話であることを開き直って言葉で認める』、つまり『これはまったくの自慢話なのだが』と書いてしまっている」と明かしています。これは、賢い方法だと思います。

ここで変に謙遜すると、余計にイヤミに感じられることもあるでしょう。それだけに、"自慢話と感じる人がいそうな文"の前には、「これは自慢話なのだが」「ここで思わず自慢してしまうと」など、「前フリ」を入れておくのはいい手です。

【対策その2】読み手から入りそうな「ツッコミ」を先に自分で入れる

取材で私がアワビを食べに行ったときのことを、エッセイに書くとしましょう。

「アワビを食べに行くなんて、いい仕事ね」「取材費でおいしくアワビを食べたんでしょう」という反感を持たれる読者もいると予想して、こんな"セルフツッコミ"をどこかに書いておくのです。

「仕事でアワビを食べられるなんて、これほどウマい話はない。仕事なので、体調のピークをアワビに合わせないといけないのがツラいところだが、なんのかんの言ってもつまりはおいしくいただいたのであった」

ここには、2つのポイントがあります。まず、「仕事で食べに行けるなんていいわね」と思われることに対して、開き直って「これほどウマい話はない」という言葉で認めています。

それから、「これはこれで大変なんだよ」という意図の「仕事なので、体調のピークをアワビに合わせないといけないのがツラいところ」と書くだけでは、イヤミな印象で終わりかねないので、「なんのかんの言ってもつまりはおいしくいただいたのであった」という"セルフツッコミ"を入れているのです。

「ハレの日」をイヤミなく書くテクニック

また、多用すると反感を持たれかねないので注意が必要ですが、「ここぞというハレの日の出来事」を書く際などには、下に挙げた「便利なワード」を使うのもいいでしょう。

(出所:『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』より)

※外部配信先では図表を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

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