
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか目標達成する人が頑張る前にやっていること』が1月29日に発売されました。連載第182回は、東大生がミスを記録する理由をお話しします。
東大生は「ミスのログ」を残す
「頭のいい人ほど、自分のミスの分析を怠らない」というのは、東大に通っているとよく感じることです。
東大生の勉強法についてインタビューやアンケートをしていると、驚くほど自分のミスのログを残していることがわかります。
・自分がどんなミスをしていたのかを書き出したノートを作る
・しっかりと写真に撮り、「間違えた問題写真フォルダ」を作る
このようにして、自分の勉強のミスについてしっかりと自覚し、そのミスに関して記録をしているのです。
そしてそれだけではありません。きちんと記録をしたうえで、「分析」もセットで行っています。自分がどうしてそのミスをしたのか、しっかりと考えるのです。
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