「つまみにも適している」「社長の思い出を完全再現」 バーガーキング「夜売れる骨付き肉」に込められたスゴい"工夫"とは?

✎ 1〜 ✎ 20 ✎ 21 ✎ 22 ✎ 23
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

それぞれの包み紙を開けていきましょう。

驚いたのが、アメリカン スモーキーチキンを開封した瞬間に漂うスモークの香りです。あまりファストフード店では嗅いだことない香りで、一気に食欲が高まります。

一口食べると、スモークの香りと合わせてスパイスの風味が広がります。その瞬間は「味自体は薄めかな?」と感じましたが、徐々に甘みと塩分が追いかけてきて、非常に「やみつき感」があるメニューです。4ピースだけでは物足りず、もっと食べたくなります。

一呼吸置き、ワッパーチーズとフレンチフライも味わいましょう。フレンチフライは芋感みっちり、非常に食べ応えがあります。もちろんワッパーチーズもインパクトは十分。肉に注目しがちですが、フレッシュな野菜やソースもそれぞれが素晴らしい役割を発揮しています。

最後に、大事にとっておいたアメリカン スモーキーチキンを再び。ワッパー系に負けず劣らずの存在感であるとともに、お酒が欲しくなるしっかりとした味付けで「サイドメニュー」ではありながら、十分に単体でも魅力的な商品だと感じました。

主役にもなれる、存在感のあるサイドメニューです(筆者撮影)

現社長の「思い出」から開発が始まった

バーガーキングの商品開発担当者によると、アメリカンスモーキー チキンが初めて登場したのは、2022年。当初は「やみつきスモーキーチキン」として、5ピースまたは10ピースでの販売でした。

それ以前は日本のバーガーキングで扱っていなかった「骨付き肉」の商品として人気を博しました。

開発のきっかけは、国内バーガーキングを運営する、ビーケージャパンホールディングスで当時マーケティングディレクターを務めていた野村一裕さん(現社長)のアイデアでした。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事