値引きによって台数を追うのではなく、質の高い商品や細やかなサービスで顧客の満足度を高め、1台当たりの単価や利益の向上を目指した。マツダブランドを立て直し、中長期的な収益向上を狙った。
ただ、それまでのやり方が染みついていた現地法人やディーラーの反応は冷たいものだった。毛籠社長は赴任後3カ月で、北米マツダで100人のリストラを行い、組織を刷新した。ディーラーに対しては、販売台数に連動したインセンティブをなくし、評価基準を取引価格に変える大改革を行った。
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