「万博は必要ない」「興味なし」じゃなかったの? 《けっきょく"盛況"の大阪・関西万博》あれだけ酷評されるも、連日話題になっているワケ
日本で開催された国際博覧会は、1970年の大阪万博、1975年の沖縄海洋博、1985年のつくば万博(茨城)、1990年の花博(大阪)、2005年の愛・地球博(愛知)の計5回開催され、今回が6回目。
2005年の「愛・地球博」以来20年ぶりであり、若年層は「万博を知らない」、1つ上の世代も「前回は行かなかった」という人も多く、SNSで発信したくなるような希少性があります。
また、半年間の長丁場だけにさまざまなトピックスを計画的に盛り込むことが可能。たとえば、序盤・中盤・終盤と進むにつれて右肩上がりに来場者数が増える。何かのきっかけを受けてサービスが改善されていく、あるいは悪化していくなど、よくも悪くもストーリーが生まれやすいところがあります。
開催期間が長いからこそパビリオンも多種多彩であり、今回は160を超える国や地域、国際機関が参加。
さらに、データサイエンスの宮田裕章さん、ロボット学の石黒浩さん、生物学の福岡伸一さん、放送作家の小山薫堂さんら各界のプロデューサーが手がける8つのシグネチャーパビリオン。NTT、パナソニック、バンダイナムコ、吉本興業らが手がける13の民間パビリオンなどもあり、それぞれに話題性が期待できます。
その他でもショーやイベントが目白押し。音響・照明・プロジェクションマッピング・ドローンショーなどが連動したショー「One World, One Planet.」、水と空気のスぺクタルショー「アオと夜の虹のパレード」、参加国や地域による「ナショナルデー」、国際機関による「スペシャルデー」、音楽・スポーツ・祭り・番組の公開収録などのイベントも予定されています。
初めて本格的にネット発信される万博
そして最大のポイントは、これほどのビッグイベントに多くの一般人が参加し、自らネット上で発信できること。
ビッグイベントの参加者はプラチナチケットを手に入れた一部の人や芸能人などに偏りがちですが、万博はYouTuberなども含む1日数万人単位の人々が参加できるため、強烈な発信力が生まれます。
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