東洋経済オンラインとは
ビジネス #売れている会社に共通するこれ買いたい! をつくる20の技術

懐かしい!昔よく食べた!ギンビスの「たべっ子どうぶつ」子どものために考え尽くされたロングセラーの"仕掛け"と愛される理由

8分で読める
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

なぜ、「たべっ子どうぶつ」には英語表記がされたのでしょうか。

それは、ギンビスの創業者の宮本芳郎氏の経営理念「3つのI」国際性(International)、独自性(Independent)、教育性(Instructive)に基づいています。

この理念に基づき商品が開発された結果、おいしいビスケットを食べながら、動物の形を覚えられて、同時に英語も学べる、お菓子が誕生しました。商品そのものに「学習心」が、企業理念と密接に結びつく形で込められています。

また、学習心を刺激するのは英語だけではありません。パッケージには「カルシウム&DHA入り」という記載がされており、これを食べると、豊富な栄養素を摂り入れることができることがわかります。

子どもに必要な栄養素がしっかり摂れるのは、たくさんあるお菓子の中から選ぶ理由にもなります。今でこそ健康ブームで、パッケージに成分名が書かれたお菓子が増えましたが、昔から、栄養素が書かれていたのは驚きです。

また、アレルギー物質である卵が不使用で、子どもが安心して食べられるのもうれしいポイントです。このように、45年を超えて変わらない味や品質を保ち続けていることもロングセラーの秘訣になっているのではないでしょうか。

「変わらない」が長く愛される理由

この「変わらなさ」を維持し続けるにも企業努力が必要です。

ビスケットを取り巻く環境は、近年の原料の高騰など、発売された当時と比べると大幅に変化しています。また、技術を継承していくことの難しさもあります。

「たべっ子どうぶつ」の生誕45周年を記念して開催されたポップアップイベントも大盛況(画像提供:ギンビス)

次ページが続きます

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象