「アンミカの次はホリエモンか!」「もう日清は買わない」 日清「完全メシ」の《堀江貴文CMにネット民激怒》それでも痛くもかゆくもないワケ

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ホリエモン
新CMのキャラクターに起用された堀江貴文さん(画像:「完全メシ」公式Xより)

「#日清食品不買運動」がXでトレンド入りしていると思って調べてみると、同社商品「完全メシ」のCMにホリエモンこと、実業家の堀江貴文さんを起用していることが、一部のXユーザーから反発されたようだ。

筆者自身、スマホでこのCMが流れてくるのを目にしており、「日清食品は攻めてるなあ」と感じていたので、「ああ、このことだったか」とすぐに理解できた。

「不買運動」については、堀江さんのこれまでの政治的な発言(特に政府寄りの発言)を批判している投稿も見られたが、大半は「こんなやつを起用するな」「食欲が失せる」といったものだった。反発は、堀江さんのキャラクターや言動に対するイメージに負うもののようだ。

日清食品は、堀江さんを起用することのリスクを考えなかったのだろうか? そして、CMは取り下げになるのだろうか。

【写真を見る】炎上した「ホリエモンのCM」の中見…何が人々の逆鱗に触れた?(10枚)

キリンとサントリーの対応の違い

広告に実業家や学者など、いわゆる「有識者」を起用する例は、過去にも少なくなかったし、「炎上」に至っている例もいくつかある。

炎上事例
有識者起用の「炎上」事例(筆者作成)
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西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授

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にしやま まもる / Mamoru Nishiyama

1971年、鳥取県生まれ。大手広告会社に19年勤務。その後、マーケティングコンサルタントとして独立。2021年4月より桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授に就任。「東洋経済オンラインアワード2023」ニューウェーブ賞、東洋経済オンラインアワード2025」MVP賞受賞。テレビ出演、メディア取材多数。 日本広告学会評議員、クリエイティブ委員会副委員長。 著書に単著『話題を生み出す「しくみ」のつくり方』(宣伝会議)、共著『炎上に負けないクチコミ活用マーケティング』(彩流社)などがある。

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