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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

「なぜ、名作には“桜”が登場するのか?」桜といえば思い浮かぶ作品…あまりに美しい《実在する桜のロケ地》“5選”を訪ねてみた

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  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家

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美しい桜の名所。実は名作の舞台だったという場所が全国にあります。写真の「伏見であい橋」が出てくる映画といえば……(写真:kazukiatuko/PIXTA)

長かった冬がようやく終わり、東京でも桜の開花が宣言されて、今年も全国各地で桜を楽しめる季節となりました。

古来、桜の咲き誇る様子は、日本の春を代表する風景。スクリーンの世界でも、古くは『細雪』(1959年公開)における京都府嵐山の桜に代表されるように、桜は観客を魅了しつづけてきました。

そんな「桜」が印象的に登場する名作とそのロケ地を紹介し、その共通点と秘密を探ります。

【写真を見る】思い浮かべる「桜の名作」映画やアニメといえば? 美しい桜とともに振り返る(32枚)

「桜」がなくてはならない「あの名作」

今年2025年秋に実写映画化が予定されている、新海誠監督のアニメーション映画『秒速5センチメートル』(2007年公開)。タイトルの「秒速5センチメートル」は、桜の花びらが舞い落ちるときの速度の意味。まさに、桜がテーマとなった作品であると言えます。

本作は、『桜花抄』、『コスモナウト』、『秒速5センチメートル』の3部作で成り立っており、その第1部『桜花抄』では、主人公たちが通う小学校のある町として、東京都渋谷区の参宮橋や代々木公園周辺の桜が、作品内に印象的に登場します。

『秒速5センチメートル』の劇中にも登場する小田急線(筆者撮影)
参宮橋にある東京乗馬倶楽部は桜の名所として知られます(筆者撮影)

第1部で印象的に取り上げられた「桜」が、第3部では成長した主人公たちの背景として再び描写されます。「桜」は、別れと出会いの時期である3月を象徴する風景として、欠かせない存在なのです。

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【映画『君の膵臓をたべたい』のロケ地】

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