「忙しいを言い訳にしない」多読をしなくても"1冊完コピ"読書術で劇的に変わる自己投資

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1冊まるごと「完コピ」読書術
読書量にコンプレックスを抱く必要はありません。量ではなく、質。ここにこだわる必要があるんです(写真:Taka/PIXTA)
日本人は忙しさから、平均で月1冊程度しか本を読まないと言われています。そこで有効なのが、1冊の内容をとことんやり抜く読書法。本稿では『1冊まるごと「完コピ」読書術』より、「なりたい自分」へと確実に成長できる読書のノウハウを紹介します。

「本をたくさん読む人」が賢くなるわけではない

「忙しいから本を読めない……」とぼやく人の中には、「だってたくさん読まなきゃ賢くなれないんでしょ。そんな時間はないんだよ」と二の句を続ける人がいます。こんな言い方をすると驚かれるかもしれませんが、たくさん本を読む人が賢くなるというのは、実は大きな誤解です。

「たくさん本を読みなさい」「本をたくさん読めば、頭が良くなる」

幼いころから両親や学校の先生、社会に出てからは職場の上司や先輩に言われた経験は誰しもあるでしょう。しかし、多読をしてもいっこうに何も変わらない、成長できない人は世の中に残念ながらあふれています。

そうした人達の原因はどこにあるのか。

原因の1つに本を読む目的が定まっていないことがあります。名前を付けるなら「お散歩型読書」。目的地に確実に着くことよりも、その間の景色を楽しんだり、偶然出会った2つ3つの情報を収集するという読書なんです。

もちろん読書自体をエンターテインメントと捉えるなら、「お散歩型読書」でもまったく問題ありません。でもスキルを習得したい、成長したいと願うなら実はこの「お散歩型読書」はとても効率が悪い方法なのです。

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