免疫UP、イライラ抑制、太りにくい体になる…腸の名医がおすすめする「賢い腸活」のヒント

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もち麦ご飯の食物繊維

ご飯は、白米にもち麦を混ぜて炊いたものを食べています。

もち麦は食物繊維が白米よりもはるかに多いのが特徴。食物繊維の一種であるβ‐グルカンも豊富で、免疫力を上げる作用があることで注目されています。もちもちとした食感があって腹持ちもよく、食物繊維もたっぷりとれて、免疫力も上がるというのですから、いいことずくめです。

以前、玄米を試したことがあるのですが、玄米は食べた後お腹が張ったりしてどうも調子がいまいちでした。それに比べ、もち麦は調子がいいので長続きしています。

食事は毎日のことですから、どんなに健康によいといっても合わないものを続けるのは難しいもの。世の中には、これがいいというたくさんの情報がありますけど、いろいろ試食して、自分に合ったものをチョイスしたいところです。

うんちを観察、腸の調子を知る

うんちのチェックポイント

排便は毎日あります。そして、自分の便をチェックするのが日課です。

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便には食べたものの一部がそのまま出てきたりするので、少し観察すれば、だいたいいつ食べたものなのかがわかります。

食べてから24時間ぐらいで出てきていたら腸の調子がいい証拠。2日前、3日前のものだったとしたら、ちょっと腸が弱っているなと考えます。

便が便器の中の水に沈むか、浮くかも見ておきます。便が全部、沈むようであれば、ちょっと水分が多すぎるのかな、腸が弱っているのかなと考えます。水分がほどよく吸収されて、食物繊維をそれなりに含んでいると、水に浮かぶものがあるはずです。

食べたものが腸の中にあまり長い時間滞留するのはよくありません。腸で滞留する時間が長ければ長いほど、便はくさくなります。その犯人は硫化水素といわれるガスです。

硫化水素はがんの発生リスクをあげるといわれ、体に悪影響を及ぼします。便秘がよくないといわれるのは、そういう理由からです。

川本 徹 犀星の杜クリニック六本木院長

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かわもと とおる / Toru Kawamoto

1987年筑波大学医学専門学群卒業。専門は消化器外科。みなと芝クリニック院長などを経て、2022年より犀星の杜クリニック六本木院長。著書に『結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』など.

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