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ライフ #首都圏、住むとちょっといい街

3000人のクルド人が住む「過密で狭い街」の"実態"

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「10年くらい前、蕨と同じ京浜東北線の駅近くに住んでいたんですが、子供が産まれることになって、同じ路線でもう少し広くて家賃の安い部屋を探すことになったんです。

京浜東北線の赤羽(東京都)まではけっこう高くて、埼玉に入ると、ストンと安くなる。だから、川口とか西川口で探しはじめたんです」

各種物件サイトや現地取材から筆者作成

「川口と西川口は赤羽に比べてかなり安いし、東京へも近いので、最初はここらへんで部屋を探してたんです。ところが西川口の駅前でウロウロしていると、サラリーマン風の男性が近づいてきて『電話で待ち合わせた人ですか』って耳打ちされた。その瞬間に、ここはダメだって思って、次の駅の蕨で探すことに決めたんです」(同前)

つまり、テレクラ(懐かしい響きだ)の待ち合わせと間違えられたということだろう。だから西川口がよくない街と言いたいのではない。たまたまそんなことがあっただけなのだが……。

「蕨駅に降りてみると、すごく落ち着いていて、安心できました。家賃も川口とか西川口よりも安いし、住んでいる人たちも穏やかで、保育園などもたくさんあるから子育てにも適している。今はすごく満足しています」

同市のHPによると、市内には認可保育園が15園、小学校は7校、中学校が4校ある。市内のどこからでも小学校まで歩いて約15分以内なのだそう。これは嬉しい。また、市内に公民館が7つ、児童館は5つで、地域子育て支援センターも5施設ある。

地図の、赤く囲っているのが蕨市。紫の点が小学校の位置(国土交通省 不動産ライブラリより筆者が作成)

成人式発祥の街でもある蕨

また、前出の高齢男性グループが言うように、蕨市は成人式発祥の地とも言われている。

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