「中古のレクサス」買っているのはどんな人か? セダンとSUVでまったく異なるユーザーの嗜好

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中古車価格は、その車種の人気度合いで大きく変わるため、新車販売時の価格とは必ずしも連動はしない。

UXやNXは発売から日が浅いため(UX:2018年~、NX:2014年~)低価格な個体が少なく、RXは2009年から販売されるが現在の新車市場でも人気の高いモデルであるため、高年式車も多い。そのため平均価格は高くなる。

2023年発売モデル「RX350h“version L”」(写真:トヨタ自動車)
2023年発売モデル「RX350h“version L”」(写真:トヨタ自動車)

一方、フラッグシップのLSは365万円と、1000万円クラスの新車価格から考えれば低い。低年式や多走行車が、多く買われていると読み取れる。

支払い方法についても確認すると、GS購入者の「現金一括」の少なさが特徴的である。その代わりに「ディーラーのローン」が多い。

支払い方法

GSの平均購入価格は281万円と、今回取り上げる車種の中では2番目に低いわけだが、先ほど見たようにGS購入者は20代の割合が他車種より多かった。そのため、手元に十分な現金がなく、ローンを組んでいるケースが多いと推測できる。

購入の決定タイミングと購入時の重視項目

中古車ならではのデータとして、購入車種の決定タイミングを示す。これは中古車店に実車が並ぶ中、「店に行く前から購入車種を決めていたか」「店に行ってから決めたか」を確認するものだ。

カーセンサーやグーネットなどの中古車情報サイトを見て、実車を見ずに購入することも珍しくない昨今だが、意外にも店に行ってから決めた人がそれなりにいる。特に多いのはUX、NXで45%程度であった。

次ページ明確に新車と異なる「購入時の重視項目」
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