「両親や友達が医師になりたいという目標をとても応援してくれていたので、その期待を裏切りたくないと思っていました。結果的に、浪人の期間に自分自身の弱みときちんと向き合えて、自分自身を理解し、自分に合った勉強法の型を落とし込めたことが、いま大学で勉強するうえで役立っています。
また、医学部の勉強は、膨大な量を暗記しないといけませんが、何よりも大切な『長時間勉強に集中する』という体質が浪人期間に備わったのはとても大きいですね」
「自分なりの勉強法と、長時間勉強に対する耐性がついた期間」と振り返る彼は、合格という結果が出るまでのつらい期間を耐え抜くことができたのは、気分転換に見ていたYouTubeのおかげだったとも語ってくれました。
医学部生として学びながらYouTubeで発信
現在とんよーさんは、かつて自分が救われたYouTubeを自分でもはじめて、受験生向けに自分の経験や医学部の実態をYouTubeチャンネル『医大生とんよー』で発信しています。

「自分がメンタルを保てたのは、塾が終わってお風呂に浸かりながら見る『はなおとでんがん』(登録者160万人のYouTuber)のおかげだと思います。大学で学んでいる内容を発信して、受験生に勇気を与える取り組みがすごくいいなと感じていました。
だから僕自身も、大学に入ったら自分の浪人経験や医学部のことを発信し、受験でつらい思いをしてる人のモチベーションを上げられる道具になれればいいなと思ってYouTubeをはじめました。これからも医学部の勉強とともに、発信を頑張っていきたいです」

厳しい経験を糧にして成長し、他者に還元できるようになった精神面の強さと優しさは、2年の浪人生活が培ったものなのだと感じることができました。
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