「トランプ氏への話し方」"最大の誤算"何だったか ゼレンスキー氏が"トラの尾"踏んだ理由は…?

✎ 1〜 ✎ 100 ✎ 101 ✎ 102 ✎ 103
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

それは古典的な権威主義でも君主制でもなく、支配階級の長が土地や社会的地位を自らの家産(家の財産)のように扱い、家父長制支配をもって統治する「家産制」と呼ばれる支配形態のこと。

自らの知り合いや支持者、家族を重用するなど、まるで、国家を個人資産、所有物として私物化し、ファミリービジネスとして運営する手法で、その先駆者がロシアのプーチン大統領というわけです。

「プーチンは、ハンガリーのオルバン、トルコのエルドアン、インドのモディなど、愛国主義的な指導者たちの緩やかなネットワークを作り上げることに成功しており、トランプもそのネットワークに加わりたがっている」(同誌)

メンタリティは「マフィアのボス」と同じ

こうしたメンタリティは、マフィアのボスも同じ。

アメリカの有力紙『ワシントン・ポスト』は社説で、トランプ氏のふるまいは、まるで映画『ゴッドファーザー』の主人公でマフィアのボス「ドン・コルレオーネ」のようだったと批判しましたが、プーチン氏もトランプ氏も、マフィアの親玉のような存在というわけです。

つまり、プーチン氏はトランプ氏にとっては「メンター」であり「ロールモデル」むげに扱うわけにはいかないということになります。

次ページゼレンスキー氏の"最大の誤算"は?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事