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「スマートロック」で困らないために覚えておく事 日本の普及率1.2%、メリットやデメリットは?

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スマートロックの登場から10年経ちましたが、これからの10年はどうなっていくのでしょう。夏氏は「無人化が普及のカギになる」と言います。

「民泊や貸会議室、ネットカフェなどではこれまでは人が鍵を管理していましたが、スマートロックになれば業務の効率化ができる。弊社もすでに事業協力を始めています」

小野氏は、電力のスマートメーターとあわせて未来を見据えています。

「自治体が行う見守りサービスで、電力消費パターンの変化とスマートロックの状態から異常を検知できれば、即座に駆けつけることも可能になる。一戸一戸巡回する移動時間や手間がなくなる」

加えて、スマートロックは「単なる鍵」という存在ではなくなるという見方もしています。

「例えば、近所の公園には防災用品がストックされていますが、現在は災害が発生すると自治体の職員が公園を巡回し、鍵を開けて回らなければならない。しかし、これらがスマートロック化すれば遠隔でも解錠できるので、少ない人員で即時対応できる」(小野氏)

このほかにも、臨時キーを発行することで訪問医療や介護のスタッフも鍵の開け閉めができるため、合鍵を複製したり、管理人に対応してもらったりする必要がなくなります。

スマートロックのデメリットは?

その一方で、気になるのがセキュリティの問題です。

10年ほど前の自動車のリモコンキーは、遠隔で解錠するとそれを盗聴して簡単にキーをコピーできてしまいました。現在は暗号化され、簡単にコピーできないようになっています。

また解錠の手順も複雑になり、リモコンキーを持ったままドアノブの裏をスライドするなど、オーナーでないとわからない操作にしているロックもよく見かけます。

夏氏は「AIが導入され、3次元的に顔認証するなどでより精度と安全性を担保できるようになっている」と話します。急速に進化する技術で、より安全なスマートロックになるのは間違いないようです。

セキュリティの技術は日々進化するので、改造やアップデートが常に行われている(写真:筆者撮影)

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