「スマートロック」で困らないために覚えておく事 日本の普及率1.2%、メリットやデメリットは?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

アメリカでのスマートロック普及率は、2020年時点で15%(出典:スマートロック会社の独自調べ)。中国の都市部では30%、韓国では60%以上 (嘉世諮詢:MCR2022年調べ)に対し、日本は1.2%とかなり低いです(出典:JEITAスマートホームユーザー動向調査2022年調べ)。

これがスマートロックです(写真:筆者撮影)

普及が進まない理由は賃貸制度?

なぜ日本で普及が進まないのか。その理由について、SwitchBot スマートロックをはじめとしたスマートデバイスに関して国内200万世帯以上の販売実績がある、SWITCHBOT株式会社の夏 澤威(シャ・タクイ)氏(代表取締役社長)は、「とくに賃貸にいえますが、『ドアの所有権』の違いが大きいかもしれません」と分析します。

「日本では賃貸物件のドアを『家主のモノ』としているので、退去する際は原状回復をしなければなりません。だから、『設置で使う両面テープの跡が残ってしまうんじゃないか?』と、心配する方が多いようです」

一方、アメリカは賃貸であってもドアは「借り主のモノ」になるため、個人で取り付ける際のハードルは低いそう。

「しかもDIY文化が旺盛なので、ガンガン改造する。スマートロックを取り付けるのにもためらいがないんですよ(笑)」(夏氏)

SWITCHBOT代表取締役社長の夏氏。日本でスマートロックの歴史を10年以上見てきた(写真:筆者撮影)
次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事