ホテル高騰の救世主?「寝台夜行バス」進化の実態 これまで寝台バスが日本で普及しなかったワケ
しかし日本では「寝台バス」はなく、主だった大手バス会社も、国内の車体製造メーカーも「寝台バス」実現に動こうとしなかった。
新しいバス座席を開発した「高知駅前観光」は、創業70年を超える老舗ではあるものの、従業員約50人、年間売り上げ5億円少々と、決して規模が大きくない「地方の小さなバス会社」だ。

高知駅前観光・梅原章利社長(写真:筆者撮影)
なぜ、これまで日本で「寝台バス」はなかったのか。そして、なぜ「高知駅前観光」は寝台バスを研究し、実際に開発しようとしたのか。「寝台バスの今後のビジネス展開を考えている」という、高知駅前観光・梅原章利社長にお話を伺いつつ、今後の寝台バスの展開を予測していこう。
夜行バスの会社も実感「寝台ベッドのほうが寝心地がいい」

高知駅前観光「スマイルライナー」(写真:筆者撮影)

高知駅前観光本社(写真:筆者撮影)
まずは、寝台バス座席「ソメイユ・プロフォン」を開発した高知駅前観光の、これまでの歩みを振り返ってみよう。
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