ダイハツ「ミライース」ターボ&5MT市販化の算段 モータースポーツを楽しむ軽自動車登場に期待

もともとモータースポーツに積極的に参戦していた過去のあるダイハツは、1995年から2008年まで「ダイハツチャレンジカップ」というJAF公認のジムカーナイベントを実施していた。
いったんは惜しまれつつも終了してしまったダイハツチャレンジカップだったが2023年に復活し、再び多くの参加者を集める人気イベントとなっている。そんなダイハツチャレンジカップに参加するためにはダイハツ車であることが必須となるのだが、現行のダイハツ車のラインナップの中でスポーツモデルと言えるのは「コペン」のみであり、「4人乗れるターボ車で、マニュアルトランスミッションの軽自動車がほしい」という声が複数の参加者から上がったというのだ。
なぜミラ イースがベース車両になったのか?

そこでモータースポーツを基点とした“もっといいクルマづくり”の一環として、ミラ イースにコペンのパワートレインなどを移植した車両を制作し、全日本ラリー選手権へ参戦しながら開発をスタートさせたのである。
エコカーのミラ イースは、モータースポーツと一番縁遠いクルマのようにも思えるが、じつは低燃費を実現するために軽量に作られており、車両重量は600kg台。そして従来型よりもさらに3%空気抵抗値を下げており、モータースポーツベース車としての素性は非常に良いものとなっている。
そのため、全日本ラリー選手権に参戦した車両では、ターボエンジンのほか、ロールケージなどのラリー用途で必要な安全装備をプラスしても車両重量700kgちょっとと、非常に軽量に仕上がっているというのだ。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら