
日産自動車との経営統合協議がもの別れに終わった。ホンダも単独では勝ち残っていくのは難しい(写真:今井康一)
ホンダが2025年3月期第3四半期(2024年4~12月期)決算を発表したのは2月13日。同じ日に日産自動車との経営統合協議の打ち切りを発表したこともあり、決算に注目が集まることはなかった。
同期の売上高にあたる売上収益は16兆3287億円(前年同期比8.9%増、以下特に明記しない場合は前年同期比)、営業利益は1兆1399億円(5.9%増)、純利益は8052億円(7.4%減)だった。第3四半期累計での売上収益と営業利益は過去最高、純益は過去3番目の水準だ。
営業利益率は7.0%。第3四半期累計で過去最高だった前年同期から0.2ポイント低下したものの、おおむね好業績と言ってよい。少なくとも、同期の純利益が51億円(98.4%減)だった日産と明暗はくっきりしている。
だが、決算を子細に見るとホンダの、特に4輪事業が置かれた難しい状況がわかる。
利益の2輪依存体質は変わらない
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