35歳でメジャーへ、菅野智之は黒田博樹になるか 共通する変化球駆使の投球術 期待される活躍

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米国で取材する別のライターは菅野に期待する。

「菅野は直球の力強さを取り戻して復活しましたし、制球力が抜群にいい。三振の山を築くような投球ではないが、バットの芯を外してアウトを取る術に長けています。

春先に好スタートを切れば2ケタ勝利はクリアできると思います。佐々木より白星を積み上げるのでは。黒田博樹のような安定感でメジャーに衝撃を与える可能性が十分にあります」

菅野の活躍のカギを握るオリオールズの捕手は…

菅野の活躍のカギを握るのがバッテリーを組む捕手だろう。昨年は阿部慎之助監督が菅野の登板する全試合で小林誠司を先発マスクに起用。同学年で菅野の特徴を知り尽くしている小林の配球術が、復活を支えた。

オリオールズは若手成長株のアドリー・ラッチマンが不動の捕手を務める。2023年にシルバースラッガー賞を受賞するなど強肩強打で知られている。

「色々な球種を投げながらラッチマンとともに打者を抑える最適解を見つける作業が必要になってくるでしょう。

オリオールズは昨年ア・リーグ東地区でヤンキースに次ぐ2位でしたが、今オフは投打に効果的な補強を行い、2年ぶりの地区優勝を十分に狙えます。

日本にはなじみが薄いチームかもしれませんが、菅野の活躍次第ではドジャースを倒してワールドチャンピオンになるのも夢ではありません」(前出のスポーツ紙デスク)

巨人だけでなく日本球界のエースとして活躍した菅野が、メジャーの舞台でどのような活躍を見せてくれるか楽しみだ。

(今川秀悟)

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