糖質制限はNG!素人が間違えがちな高血糖対策 医師に聞く「血糖値急上昇を防ぐ」食事のポイント
糖質制限が糖尿病にいいと言われることがありますが、糖質をゼロにするなどの極端な糖質制限はむしろキケンだと理解しておいてほしいと思います。
“適量の糖質を食べながら血糖値を安定させる”ことが、インスリンの分泌能力を低下させないためにも大切です。
先ほども述べましたが、高血糖を防ぐためといっても主食を抜くような糖質制限はよくありません。とはいえ、日常的に「ラーメンとチャーハンセット」などの“ダブル炭水化物”の食事をしている人は、糖質量が過剰になりがち。これは減らさねばなりません。
糖質は「適量を食べる」ことが大切なのです。
体重60kg程度の人の場合、ご飯ならお茶碗1杯150gが目安。パンも6枚切りで1.5枚までならOK。
しかし、腹持ちのよさはパンよりもご飯に軍配が上がります。ご飯は消化・吸収に時間がかかるためです。食後の高血糖を防ぐには、「しっかりかんで早食いをしない」ことです。
夕食が遅くなるなら“分食”を
昼食から夕食までの時間が長くなると、夕食後の血糖値は上がりやすくなります。
その上、食後に時間をおかずにすぐに寝ることになれば、エネルギーが使われずに体に脂肪としてたまりやすくなります。
脂肪が増えればインスリンが効きにくい体になるので、これは避けたいところです。
そこで、夕食が遅くなる日の高血糖対策としては、「分食」がおすすめです。
職場の事情もあって難しいこともあるかもしれませんが、夕方のうちにおにぎり1個などの主食だけを先に食べて、帰宅後におかずだけ食べるのがおすすめです。
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