LINEマンガ、ピッコマ等で見かける作品を多数輩出!中高生がこっそり楽しむ「peep」マンガ人気の裏側とは?
──別々のチームにそれぞれプロデューサーがいる体制というのは珍しいですよね。例えば出版社だと、一人の編集者さんが作家さんと伴走して原作から売り方まで全部付き添っていくイメージがありますが、チーム制にしたことでどのようなメリットがありましたか?
大石:重点的に担当領域を学習してアウトプットできることですかね。例えばマンガの場合、何本か企画を考えて、そのうち一つを実際に描いてみて、けれどネームが編集長の段階で通らなくて企画が潰れて……。そういうのを経てようやく数年後に作品を世に出すことができるみたいなプロセスもあると思うんです。でも、それだと打席に立つチャンスや回数が圧倒的に少ない。
その点、弊社はチームを分けることで一人のプロデューサーが接点を持つ作品の量が多い。毎週数字や反応を見て、何本も並行して作品を生み出していくので、必然的にその人の中でヒットの確率が高いものを探り当てるセンスが磨かれていく。その感覚が原作チームにもコミカライズチームにも相互に共有されていくんですね。そこが他社との差別化になっているのかなと。
未経験者も学習できるノウハウ
──それぞれのチームにジョインされている方々は、編集者やクリエイターの経験がある人が多いのでしょうか。
大石:もちろんそういう人もいますが、ほとんどは未経験です。小説やマンガがどうして売れているのか、どうして売れていないのかをすべて言語化しているので、それをもとにノウハウを作って、新しく入ってきた方に数カ月かけて学習していってもらうことをまずやっています。そういった環境が整っているので、未経験でも問題なく成長していけます。
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