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「侍女の物語」が現実に?米国の性的少数者の行方 『侍女の物語』が予言した「私の身体」の行方③

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マーガレット・アトウッド『侍女の物語』斎藤英治 訳/早川書房

『侍女の物語』の舞台であるギレアデ共和国は、社会の隅々まで監視の〈目〉が張り巡らされた全体主義国家だ。共和国では、出生率の著しい低下が目下の悩みとなっており、対策として、支配階層である司令官の妻を除き、妊娠可能な女性は「侍女」として国家に管理され、司令官との定期的な性交を強制されている。

司令官の妻は、自分で子どもを産めない場合、夫と侍女との性交を許容し、さらには協力しなければならない。妊娠できない女性は〈不完全女性〉の烙印を押され、放射能に汚染された〈コロニー〉に送られる。子どもを産めるかどうかが、女性の価値を絶対的に決める社会なのだ。

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