尹大統領逮捕に涙する20、30代韓国人男性の本音 再びジェンダーの争いになってきた韓国の政治

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日本では、日本人向けに韓国のリアルを紹介している韓国人YouTuberが、保守派のデモに参加していることに驚いたという声も聞かれる。その理由は野党の暴走への怒りや政権交代による日韓関係の悪化への懸念などさまざまだろうが、もともと政治への関心が高いことが挙げられるだろう。

ちなみに冒頭の3人に韓国世論から激しく非難されているソウル西部地裁への乱入について訊くと、「保守は、暴力は使いません」、「法を無視した逮捕状発付に怒りがこみ上げているのを利用した保守とは違う勢力がいた」という答えが返ってきた。

男女による政党の二極化は続くのか

26日、尹錫悦大統領は現職大統領として初めて検察により「内乱罪」で起訴された。憲法裁判所での弾劾審判はスケジュール通りに進められていおり、同時に刑事裁判も受ける異例の事態になっている。

韓国では、このままいけば3月末にも憲法裁判所で罷免の可否が出るのではないかという憶測も流れ始め、次期大統領選挙に向けて与党内にも動きが出ている。

弾劾賛成を支持する20〜30代女性と弾劾無効を叫ぶ同世代の男性たち。この世代はこのまま二極化するのか。次世代の政治勢力となったことは確かなようだ。

菅野 朋子 ノンフィクションライター

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かんの ともこ / Tomoko Kanno

1963年生まれ。中央大学卒業。出版社勤務、『週刊文春』の記者を経て、現在フリー。ソウル在住。主な著書に『好きになってはいけない国』(文藝春秋)、『韓国窃盗ビジネスを追え』(新潮社)がある。

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