セブン「高級コンビニ化で客離れ」の"残酷な結末" スーパーのコンビニ化進む中、戦略が迷走中?
また、スーパー業界自体が総合スーパー(GMS)よりも食品専門スーパーの勢いが強いこともあり、コンビニの土俵にスーパーが入り込んできている。
誤解を恐れずいえば「スーパーのコンビニ化」ともいえる事態が進行しているのだ。
いま、一番勢いのあるオーケーはコンビニをどう迎え撃つか
特に最近、食料品で勢いのあるスーパーを見てみよう。
まずはオーケーだ。「EDLP(エブリデイ・ロー・プライス)」をモットーに特売日を設けず、徹底した安売りを行うことで知られる。地域にある価格競合店よりも安く販売する「競合店対抗値下げ」など、意欲的な試みでも人気を博している。
そんなオーケーは惣菜・弁当を激安価格で販売。中でも人気なのが、「三元豚のロースかつ重」。お値段は税抜き339円。500円以内とは驚きである。
実際に食べてみたが、カツはかなり厚く、消費者から見える部分ではコストカットの風を感じない。体感コスパがとても高いのだ。
これ以外にもお弁当棚には税抜き299円の弁当などもあり「激安弁当」として知られている。
さらにコンビニと否応なく比較してしまうのが、おにぎり。コンビニの定番商品だが、安いものではなんと税抜き70円という、まさかの2桁価格。企業努力に敬服してしまう。コンビニおにぎりが150円前後になりつつある時代、こんなにありがたいことはない。
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