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「家電のない」ソニーは今、どんな会社なのか エンタメとEV進出がばかり注目されるが…

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AFEELA 1でもエンタメコンテンツ再生機能をアピール(筆者撮影)

エンタメを支える技術を売るのもソニー

ソニーグループは現在「Creative Entertainment Vision」というスローガンを掲げている。多くの人が楽しむエンターテインメントに対し、「作る人々を支えるテクノロジーを提供する」ということをビジネスの主軸にしているわけだ。エレクトロニクス事業的にいえば、クリエイターのために良いカメラを作って供給することであり、映画や音楽事業なら、クリエイターを支えるマネジメント態勢を作ることなどが含まれる。

例えば今年のCESでは、新XR事業の「XYN(ジン)」というプロジェクトが公開された。これはHMDなどを売る事業ではなく、HMDや3Dキャプチャ技術を使って「XRコンテンツの開発と低コスト化を支援する」プロジェクトだ。収益はサービスとハード両面で立てていく計画となっている。

CESのプレスカンファレンスでは、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のコミッショナーであるロジャー・グッデル氏が登壇。ソニーは2024年8月にNFLとテクノロジーパートナーシップを締結しており、カメラや判定技術「ホークアイ」の導入について連携を進めている。

CESの壇上で、ソニーが開発し、NFLでコーチングに導入されるヘッドホンが公開された。たかがヘッドホンと思えるが、実はNFL向けにゼロから開発されたもの。5Gが内蔵されていて音が聞きやすいだけでなく、「スポーツ飲料をかぶっても、強く叩きつけられても壊れない」という堅牢さを特徴としている。

ソニーが独自開発し、NFLで使われるヘッドセットを持つ十時社長(左)と、NFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏(筆者撮影)

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