意外?「ランボルギーニ」のサステナブルな姿勢 5視点で示したスーパーカーメーカーの在り方
「私たちは自社工場内でカーボンファイバーパーツを多く製造していているため、これが可能になっています」とは、チーフ・マニュファクチャリングオフィサーのラニエリ・ニッコリ氏。
私(たち)は工場の一角にあるカーボンファイバーショップで、リサイクルされたカーボンファイバーを使ってのパーツ製作を体験した。カーボンファイバーのシートを型に沿って貼り付けていくというものだ(実車には使われないのでご安心を)。
浮いたりしないように細心の注意が必要で、かなり神経を使う。が、そのあと工場内のショップを見学すると、大きなパーツにカーボンファイバーシートを貼り付け、ラップし、空気を抜き、焼き釜へと送る一連の作業があまりにもスピーディに行われているのに、度肝を抜かれた。
熱い心を持てる土地で
そういえば、さきに触れた「ボンデッド・イン・モーション」プログラムに従った、新旧ランボルギーニ車の試乗では、「くれぐれも速度を守って」と担当者から注意を受けていた。
ところがフタを開けてみると、先導車をドライブするその担当者は、アクセルペダルをベタ踏みといえるほどに踏み込み、ものすごい速さで走っていったのだ。
「そんなに速度を出していいのか」と私(たち)は、不安にかられるほどだったが、道をゆく市井のひとたちは笑顔で「いけいけ」と、こぶしを握り、肘を曲げたまま前腕を動かす。ランボルギーニはそんな熱い心を持つ人たちがいる土地で生まれたのだと、ややあきれながらも再確認できた。
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