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60代半ば、都心から郊外へ「美学ある」団地暮らし 人生のアップダウンを経てたどり着いた「部屋」【再配信】

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  • 蜂谷 智子 ライター・編集者 編集プロダクションAsuamu主宰
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この家はリビングに広さがあるのが私向き。食事にゲストを数人呼んでも余裕があります。ひとりのときはこの場所で布を裁断したり、ミシンを使ったりも。広い部屋がひとつあることで、暮らしに幅を持たせることができます」

部屋にぐるりとレールをまわして、白いカーテンをかける。棚を目隠しして統一感を出すアイデア(撮影:梅谷秀司)
キッチンとダイニングの間にはカウンターがあるだけで、仕切りがない。その分調理スペースが広く、ゲストと料理をつくることもできる(撮影:梅谷秀司)

重松さんと話していると、非常に社交的な人だという印象を受ける。今後ひとりではなく、誰かと暮らしたいという気持ちにはならないのだろうか。

「暮らすのはひとりがいいですね。結婚も、もうしたくない。ひとり暮らしなら家にいる間は全部自分の時間で、自分の空間でしょう? 誰かの食事を用意するために作業を中断する必要もないし、自分のテイストと違うアイテムが生活に混入してくることもない。そんな暮らしに満足しているんです」

部屋の壁や床、建具などは白で統一され、目隠しにもなるカーテンも白。アートギャラリーの白い内装をホワイトキューブというが、それに近い雰囲気だ。

そのなかに旅で買い求めた器や、アートピース、自作のファブリックなどが映える。ファッションやデザインに精通している重松さんの美意識が行き届いた住まいは、ひとりで暮らしているからこそ実現できる贅沢な空間でもある。

小さくとも、誰もが自立できる社会に

最後に現在の重松さんの暮らし方の礎になった書籍を教えてもらった。

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