2024年の婚活市場をズバリ表す「衝撃の漢字」 ルッキズム批判の一方で、整形も当たり前に

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その理由の1つは、日本の衛生観念がどんどん底上げされたことがあります。そして、もっとも大きな要因は、推し活の流行でアニメやアイドル、韓ドラなどバーチャルなものがSNSなどを通じて日常生活の中に浸食し、リアルの生活との区別が付きにくくなってきたことだと思います。

そこに加えて、コロナ禍を経て生身の人間と触れる機会が減ってしまった。電車に乗っていてもみなさん周りを見ることなく、ずっとスマホに視線を落としています。

暇さえあればスマホ。スマホがマイフレンド。バーチャルの世界を見慣れすぎている一方で、生身の人間を見ていなさすぎて、男女とも「人間の顔」では満足できなくなっているのです。

ルッキズム批判の一方で、広がる美容整形

肝心な生身の人間も写真を人形のように加工することが当たり前の時代になりました。世の中の流れは、ルッキズム批判。その一方で、TikTokなどでは整形の話題が次々に出てきて、若い世代がこれまで以上に顔にこだわるようになってきたという矛盾が起きています。

7、8年前までは、理想の相手にアイドルの名前を挙げる人はごく少数派でした。今は、アイドルを超えてアニメのキャラクターを理想として挙げる人も。

アニメのキャラクターとなると、アイドルのようなきれいな顔をはるかに超えて、目が顔の4分の1くらいあります。「それは人間ではないですよね。地上にはいませんよ」と、やんわり指摘するしかありません。

結婚相談所に入会する際、女性はすでにあちこちに注射を打ったり、目を二重にしたり鼻を細く高くしたりと、いろいろと手を加えています。1日何人も同様の女性を見ますから、パッと見てわかるようになってきました。

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