"自分軸"で考える、今年こそ「後悔しない生き方」 改めて問いかけたい「人生で何が最も大切?」
どんなに用事が多くても、後悔せずに生きたいなら、いちばん大切なことを優先しなければならない。この経験は私にとって重大な教訓となり、それ以来、家族と質の高い時間を過ごすことをつねに優先してきた。
難しいこともあるが、なるべく出張を減らし、地元かインターネットでできる業務に専念している。さらに、息子と放課後にキャッチボールやサッカーをし、娘のバンドのセッションを見学し、家族で旅行をし、家事を分担するよう配慮している。当然、子どもたちの始業式には必ず出席している。
人はみな自分の価値観を持って生きているが、その価値観と相いれない困難な決定を迫られることがある。そんなときに自問すべきことは、「いちばん大切なことは何か」ということだ。
そうすれば自分の価値観を優先し、本当に大切なことに取り組むことができる。たとえば、仕事に励むことと家族と一緒に過ごすことはどちらも大切だが、そのふたつが重なり合ったときはどちらを優先するかを考えなければならない。その答えが見つかれば、一方を犠牲にする決定をくだしても、後悔しながら人生を振り返ることはない。
「人生でいちばん大切なことは何か?」といつも自問し、それを優先しよう。
●人生の中で、何が最も大切か?
●ある優先事項が他の優先事項と重なったとき、そのジレンマをどう解決するか?
毎日を最大限に生きる
人生に残された時間はかぎられている。どんなに長生きしようとしても、永遠に生きることはできない。人はみな、いずれ死ぬ。いくら頑張っても、この現実を変えることはできない。
過去に戻れればどんなにいいかと夢想しても、私たちは現在に生きる以外にすべはなく、今この瞬間を最大限に活用する方法を考えなければならない。
浪費した時間は失われた時間であり、すべて後悔の原因になる可能性がある。私たちが問うべきことは、「自分は時間の中でさまよう放浪者か、発見という使命を遂行する探検家か」ということである。
もし答えが後者なら、傍観者ではなく参加者として人生に立ち向かうべきだ。私たちは漠然と日々を送るのではなく、毎日を大切にするために全力を尽くさなければならない。
時間の使い方についても計画的になろう。無計画に時間を過ごしていると、何も成し遂げることができず、いずれ後悔することになる。
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