「モバイル広告」の明暗を示す5つの未来予測 眠っている金脈は250億ドルにも及ぶ!?

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2.モバイル広告の伸び率は高いが、いまだテレビが王者の2017年

2017年における、世界的なメディア広告予算の振り分け予測

モバイル広告は増大しているが、広告全体を見たとき、グローバルの広告出稿額の大半は今でもテレビに割かれている。ROI(投資対効果)を分析しているエージェンシー、ZenithOptimediaの最新レポートによると、グローバルの広告出稿額の39%を占めているテレビ広告は、今後わずかながら減少傾向。2017年までに、そのシェアは36.8%にまで下がると見ている。一方で、モバイル広告の全体に占める割合は、12.9%になると予測(上図、ピンクの部分)。2年後でも、そこには3倍の開きがある。

3.モバイル広告収益の成長率は、2015年から鈍化する

モバイルとテレビにおけるグローバル広告の売上予測対比

メディア戦略を行うMagna Reportの調査によると、モバイル広告収益の成長率は、テレビ広告収益の成長率に比べて、非常に活発であると報告されている。しかし、今後グローバルのモバイル広告収益の成長率は、年々下がると予測。

2014年には89%もあったのに比べて、2016年には約半分の39%となるようだ(上図:水色の折れ線)。反面、テレビ広告収益の成長率は、2014年の3.9%から2016年の5.3%へと息を吹き返す(上図:薄赤の折れ線)。その時、モバイル広告収益は680億ドル(上図:青の棒)、テレビ広告収益は2080億ドル(上図:赤の棒)。まだ、3倍の開きが残されている。

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