また、対応可能な範囲(頻度など)や注意事項(衛生管理など)も併せて伝えられると信頼感も増します。
さらに、要望を貴重なご意見として受け止める姿勢も大切です。
現在は対応できなくても、検討の余地があるものに対しては、「今後、導入できるように検討します」などの一言を添えると、相手は受け止めてもらえたと感じます。
ただし、可能性のないものは、期待を抱かせることは言わず、要望に応えられないことをお詫びしましょう。
日々の苦労をねぎらい、寄り添う
これまで、日々介護に追われて頑張り続けてきた家族に対し、さらに「頑張れ」はNGです。
利用者の家族に対し、「もう少しこうしたらよいのに」「もっとできるはず」と思うこともあるでしょう。
しかし、介護職が見ている家族の姿は、一面に過ぎません。
ふだん接する際はわからなくても、現実は心身ともに疲弊しており、限界に達している場合も少なくありません。
そのため、積極的に日々の努力や苦労をねぎらう言葉をかけたいところです。
「よく介護されていますね」「本当に頭が下がります」など、これまでの献身を認める声かけや、心のこもったねぎらいの言葉が家族の気持ちを支えることにもなります。
現実問題として、家族の頑張りが必要なこともあるでしょう。
しかし、介護職として手伝えることがないかを模索・提案し、相談できる場やサポート体制があることを折に触れて伝えることが大切です。
もちろんその場ですぐに相談してくれるとは限りませんが、心にかけてくれている人がいるという事実が安心感につながります。
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