「無難なビジネスリュック」選ぶ男性が放つ違和感 素材次第で箱を背をっているように見えてしまう

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これまで本連載においても、「長すぎるリュック紐がだらしなく見える」という注意喚起をしてきました。ところが通勤電車でビジネスマンのリュック姿をリサーチしていたところ、「リュック紐が短すぎるため、ジャケットにシワが寄っている方」をよく見かけたのです。

これではリュックを背負っていない商談中やオフィスにおいては、シワだらけのジャケットに身を包んでいることになります。もちろん自身の後ろ姿を、鏡で確認することは簡単ではないかもしれません。ですが「シワが寄らない程度に微調整が必要だ」ということをお忘れなく。

定着してきたビジネスリュック

さいごに通勤中のビジネスリュックの位置について問題提起します。電車内では「リュックを後ろではなく、前で抱える」という持ち運びがいいと思われてきましたが、混雑次第では邪魔になってしまうもの。ケースバイケースにはなりますが、混雑のときは、網棚の利用や、リュックを足元に下げるという行動がエレガントです。

売り場にカジュアル用途のものが混在していた2016年ころに比べて、「ビジネスリュック」というジャンルは定着したと言えるでしょう。そして今後も、賛否を抱えながらも、ビジネスリュックの浸透は続きます。流行を追う必要はなくとも、定番をウォッチすることが大切です。

森井 良行 ビジネスマンのためのスタイリスト

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もりい よしゆき / Yoshiyuki Morii

その違和感を、言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。

公式サイト「エレカジ」(https://www.elegant-casual.com/cases)では、80件を超えるコーディネート事例を公開。

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