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──経済学の最前線で活躍してきた松島さんが、自身の仕事の前提でもある経済学の基礎概念を痛烈に批判していることに驚きました。
2018年に書いた『ゲーム理論はアート』という本で、経済の問題をゲーム理論のさまざまなモデルを使って解きほぐすことに取り組んだ。そのときに、「ゲーム理論のモデルは本質的なことを説明するための材料にはなるが、ゲーム理論そのものは本質的ではない」という感覚を持った。
近年、気候変動についても真剣に考えるようになった。COP(国連気候変動枠組条約締約国会議)では、各国の主権を侵害しないようなルールが決められた。毎年会合が開かれるので、そのうち皆が協力すると思ったのだろう。ゲーム理論においても、ある状況を繰り返す中では協力的な行動が選ばれると考える。
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