松山英樹も契約、住ゴム「スリクソン」急成長の訳 「期待されていない」存在から世界のブランドへ
もう1つの潮目は、2007年だ。アメリカのゴルフメーカー、Cleveland Golf Company,Inc(クリーブランドゴルフ)の買収により、海外展開が加速した。アメリカPGAツアーでの露出も増え、PGAツアーにおけるSRIXONボールの勝利数も、2005年の初勝利から2023年までに62勝を数えている。
メジャー大会だけ見ても、2011年の全米プロではキーガン・ブラッドリー、2019年の全英オープンではシェーン・ローリー、2021年マスターズでは松山英樹(日本人として初めてメジャーを制覇)、そして2023年の全米プロではブルックス・ケプカ。多くの契約プロが優勝している。
プロにとってボールは重要アイテムの1つで、飛び、コントロール性能、アプローチ性能、打感などにこだわりがあり、勝敗を左右する。それだけにこうした結果が持つ意味は大きい。
松山の活躍で使用者が増加
昨今ではボールだけでなく、クラブも使用者が増えてきている。その一因にあるのは、松山の活躍だろう。
認知度が一気に上がり、アメリカでゴルフ場での販売チャネルも拡大、直近のSRIXONブランドのグローバルの販売実績推移を見ると、2023年は2019年の2.2倍に大きく伸長している。
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