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日本のデザイン 美意識がつくる未来 原研哉著

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ロックミュージシャンのミック・ジャガーに若さはすでにないが、多くの時間をロックスターとして生き抜いてきたことで強烈な存在感が醸成されている。著者は、高齢化社会を考えるとき、いつもこの人物を思い出し、一つの態度に回帰するという。そこに平衡や均衡への配慮はない。あるのは超然とした大人のプリンシパルである。

高齢化社会の日本では、能動性の根拠を若さや年齢に求めるのではなく、購買力や経験値、目利きや破格さなどに置けば、これまでとは別の能動性や市場を社会に喚起できると示唆する。

根本的な変更を迫られている日本にとって必要な「資源」は感受性であると、日本を代表するデザイナーが説く。

岩波新書 840円

  

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