バーバリーCEOの高額報酬、今度は「可決」 英国の高級ブランドで起きていること
2015年度のベイリー氏の報酬は約790万ポンド (約1230万ドル) で、内訳は給与が100万ポンド、手当が42万4000ポンド、年金が30万3000ポンド、年次賞与が180万ポンド、長期奨励制度から440万ポンドだった。
同社の年次報告書によると、今後数年間にわたり、ベイリー氏は複数の交付金や奨励制度を通し、バーバリー社の現在の株価で最高約4400万ポンド相当の株を受け取る可能性もある。
ベイリー氏の受け取る可能性のある報償の上限は行き過ぎであるとして、投資家らに報酬報告書に反対票を投じるよう勧める株主ロビー団体もあった。しかし、昨年の年次総会以降、バーバリーは50の大型投資家に対し、報酬およびベイリー氏の同社にとっての価値について説明を続けてきた。
上限が支払われることは滅多にない
また、株主総会に先んじて、報酬委員会の議長を務めるバーバリーの社外取締役イアン・カーターが、投資における緊張を取り除くため、株主らにベイリー氏の包括決定賃金の論理的根拠を説明する書面を送っていた。
バーバリーは、常に厳しい業績・価値の創造目標にさらされており、それらの目標が達成されれば全ての株主が利益を得るのに対して、報償の上限が支払われるようなことはまれな制度だという。
15日、バーバリーは第1四半期の売り上げは、香港市場におけるさらなる減速を示している。
記者:リーメイ・ホアン、ジェームズ・デイヴィー 編集:ネイル・メイドメント、スーザン・フェントン
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