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全国屈指の赤字路線「JR芸備線」存続への道筋は? 有識者が提言「赤字どころか、伸びしろある」

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  • 櫛田 泉 経済ジャーナリスト

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三方向からの列車が集まる備後落合駅(写真:芸備線魅力創造プロジェクト)

JR西日本は、山陽本線の広島駅(広島県広島市)と伯備線の備中神代駅(岡山県新見市)を結ぶ芸備線159.1kmのうち、備後庄原―備後落合―備中神代間68.5kmについて改正地域公共交通活性化再生法に基づく再構築協議を要請、3月26日に第1回目となる芸備線再構築協議会が開かれたことから、その存廃の行方に注目が集まっている。

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ガソリン税で鉄道の維持を

一方で、広島県の湯崎英彦知事は、JR西日本が再構築協議を要請した区間について、「当初より芸備線の末端区間という認識はない。岡山県側の終点・備中神代駅では伯備線に接続しており、そこから鳥取県や島根県側に抜けることができる重要な鉄道ネットワークの一部を形成している」という考え方を示していたことは2022年9月20日付記事(広島県知事が主張「国はJRのあり方を議論すべき」)でも詳しく触れている。

2024年1月19日、芸備線の備後西城駅がある広島県庄原市西城町では、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介氏を招いての勉強会「どうする どうなる芸備線」が開かれた。集まった市民はおよそ80人。藻谷氏は市民に対して、「道路や空港、港湾、学校、下水道などは赤字でも廃止されないが、日本ではなぜか鉄道だけが赤字だと廃止議論が起きる」と、ほかのインフラとの違いに対して疑問を投げかけた。

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