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上手で流麗な文章が「まるで読まれない」根本原因 珍しいエピソードよりも熱烈に意識すべきこと

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伝えたいことがないのならば、それはただの文字列の羅列でしかないという(写真:zon/PIXTA)
さまざまな媒体でバズを巻き起こしてきた人気ライターで、テキストサイト「Numeri」の管理人でもあるpato(ぱと)さんですが、文章を書き始めた当初、まったく誰にも読まれなかったときがあるといいます。
そこから脱却するためにもがく中で気づいた書き方の掟を、pato(ぱと)さんの著書『文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。 読みたくなる文章の書き方29の掟』より一部抜粋・再編集してご紹介します。

 

人が「読みたい」と思うのはどんな文章か

ぼくはかつて、誰にも読まれない文章を発表したことがある。

それはべつに、「読まれなくていいや」と思って書いたのではない。「きっと読まれるだろう、ワクワク」と思いながら書いたのだ。

だから、その文章が自分以外たった1人にしか読まれなかったとわかったときは、ひどく落ち込んだものだった。

世の中には、たくさんの文章が溢れている。誰でも発信できるようになったというけれど、注目してもらえる人なんてごくわずかだ。一般人の他愛のない日常など、たとえば、「5000円を落とした」というたんなる不幸な告白など、誰にも読まれないだろう。まあそれは僕のことなんだけど。

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