「塾で授業についていけない子」が変わる対策4つ 「がむしゃらにやればできる」ものではない
授業についていけないことほど、つらいものはありません。入塾したての頃は「がんばるぞ!」と目をキラキラさせていても、一度「ついていけない」状態になるとそれが当たり前になり、授業中は座っているだけになります。授業を「早く終わらないかな」とやり過している子どもたちの心中を思うと、胸が痛くなります。
塾や勉強は、がむしゃらにがんばって何とかなるものではありません。まずは、わが子と塾が合っているかどうかを客観的に見つめる必要があります。最難関校や難関校の合格実績を前面に出す塾は、そのための授業が展開されます。「そういう塾に入れれば、ウチの子のレベルも上がるだろう」と勘違いされる方が多いですが、断言します。
難しい問題が解けるよう(な気)になっても、簡単な問題が解けるようにはなりません。むしろ、基礎がおろそかとなり、やってもやっても学力が積みあがらない……という負のスパイラルに陥ります。
塾についていけない場合の打ち手には、以下4つが考えられます。
「ついていけない時」にすぐやるべき4つの対策
①勉強の仕方を見直す
クラス帯や授業内容によって、家庭学習の取り組み方が変わります。学年やクラスが変化すれば、当然スケジュールも見直す必要があります。うまくいっていない場合はやり方を変えましょう。
②クラスを下げてもらう
理解できない授業を受けても何一つ身につきません。クラスを下げてもらって宿題を完璧にし、余力があれば上のクラスが解いている問題に無理のない範囲で取り組むほうが、はるかに健全です。在籍クラスの復習テストで半分以上取れれば何とかOK、きちんと取り組んでいるのに点数が取れなければレベルが合っていません。
③サポート体制を組む
子ども一人で勉強してきたらならば親がある程度サポートする、それでも限界を感じたら個別指導や家庭教師をお願いするのも手です。中学受験専門の第三者がこれほど多いのも、それだけ多くのご家庭が困り、ニーズがあるからです。
④転塾する
子どものレベルと塾が合っていない場合は、転塾も視野に入れます。それに伴い、志望校も変更する必要が出てくることもあるでしょう。しかし理想に固執せずわが子の現状と成長を冷静に見極める目も必要です。
在籍クラスの復習テストで半分以上取れなければ、レベルが合っていない可能性も。
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