「企画が通らない人」は上司との話し方を知らない 「気になってしょうがない」と相手は動く

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どのようにしたら、相手の脳に空白をつくれるのか? この秘訣については、脳の仕組みについてお話ししてから、具体的にお伝えしていきますね。

さて、こんな風に話された後、私が脳の仕組みについてお話ししたところで、あなたは上の空ではないですか?

「ストレスなく相手をムズムズさせる秘訣」のことが気になってしょうがないはずです。これが「相手の脳に空白をつくる」ということです。

目的のものが出てくるまで、何度もカプセルトイを回したり、映画の予告に惹かれて、公開日に見に行ったことはありませんか? チラッと見せたり、含みを持たせたことを言ったりすると、核心に触れないからこそ、人はその核心が気になります。

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脳は、答えがわからない状態に居心地の悪さを感じます。だからこそ、空白があると、興味がより一層膨らみ、それを見たくて聞きたくて手に入れたくてしょうがなくなる。確認するには、足を運ぶしかない、質問してみるしかない、購入するしかない……となるのです。

すべてを話さず、要点だけ話し、結論を言わないこと。そうすることで、人は、脳の中の空白を埋めるべく未来像をイメージし、人はワクワクムズムズします。

そして、「私にできる? というか、やりたいな」「できたとしたら……」など、ワクワクする「?」をたくさん生む会話をしましょう。

まずは相手を知ること

「伝える」と「伝わる」は違います。だからこそ、まずは相手を知ること。そのうえで、ドラえもんのように、相手に合った道具を差し出していくといいですね。

そして、誰もが「自分を理解してほしい」と思っているので、相手の気持ちを組んでいくことです。すると、理解された相手は、さらにあなたに心を開き、本音で語ってくれるようになり、ムズムズも引き出しやすくなります。そして楽しみを後にとっておいてあげれば、ムズムズは引き出せるはずです。

市川 浩子 一般社団法人ジャパングッドリレーションアカデミー代表理事

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Hiroko Ichikawa

東京都台東区出身。埼玉県越谷育ち。文化服装学院服装科卒業。
アパレル勤務の頃、人間関係に悩み、そのストレスから摂食障害などを発症。その後、苦手な営業職となるも、貪るように心理学を学び、お客さまをムズムズさせ、新規開拓数No.1に。2004年11月に法人化。
現在は、「半径1メートル以内の人から笑顔になる関わりで分かり合える世界を創ること」をミッションとし、1.2万人超をサポート。お客さまとの両想いビジネスのメソッドで年間3億円以上の売上に貢献。自身も、相手をムズムズさせる秘訣を活用して人生が大激変している。

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