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緻密な計画なしに成立しない、「毒殺事件」に迫る 『毒殺の化学 世界を震撼させた11の毒』書評

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毒殺の化学 世界を震撼させた11の毒(ニール・ブラッドベリー 著/五十嵐加奈子 訳/青土社/2640円/304ページ)
[著者プロフィル]Neil Bradbury/米ロザリンド・フランクリン医科学大学教授。英セント・アンドリューズ大学と、英ウェールズ大学医学部を卒業し、生化学と医療生化学の学位を取得。本書が初の著書。

科学書はただでさえ地味な分野だが、化学分野はとくに注目されにくく、ベストセラーが出たためしはほとんどない。だがある編集者いわく、どういうわけか化学分野の中でも毒に関する本だけは、着実に売り上げが見込めるのだという。怖いもの見たさなのかどうなのか、とにかく毒というものには、人の興味を強烈に引きつける何かがあるらしい。

そうした毒物ファン(?)にとって、本書は待望の一冊といえるだろう。古今東西の毒殺事件を集めているのだが、よくぞこれだけドラマチックな事例を探し出してきたものだと感嘆してしまう。数ある毒物関連書の中でも、屈指の読み応えといっていい。

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