イオン「男性用日傘」7月の売上、前年の2倍の背景 「女性が差すもの」固定観念が薄れつつある

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「昨年夏に男性用日傘の売り上げが前年比約3倍に伸びたことに加え、男性の美容意識の高まりから、外出時の暑さ対策、紫外線対策として男性用日傘の需要が大いに見込めると考え、コーナー展開に踏み切りました」

コロナ禍の行動規制解除も追い風となり、男性用日傘の売り上げは昨年比170%増(21年比では500%以上増)と過去最高を記録。7月は前年の2倍に達し、フェアが終了した8月も男性用日傘の需要は継続して高い状態が続いているという。

抵抗感なく日傘を利用する男性が、年齢を問わず増えた

売れ筋は、表生地には濃い色より蓄熱しにくいと言われている白やシルバーの色、裏面に遮光性の高い黒などの濃い色を配した、「紫外線遮へい率99%以上」「風に強い耐風骨仕様」など機能が明示されているタイプ。

親骨の長さが58~60センチと日傘としてはやや大きめの晴雨兼用折傘も人気という。購買層は30~50代がメイン。今年は10~20代の学生や60代以上の年配男性の購入が増えたのも特徴という。

「日傘を使用する男性の割合が増えるのに伴い、『日傘は女性が差すもの』という固定観念が薄れつつあります。抵抗感なく日傘を利用する男性が年齢を問わず増えたことで、男性用日傘はさらに浸透していくと想定しています」(同部)

(編集部・渡辺豪)

AERA 2023年9月11日号より抜粋

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