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「仕事へのしがみつき」が心身の不調を加速させる チェックシートで「しがみつき度」を確認しよう

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  • 下園 壮太 メンタルレスキュー協会理事長、元・陸上自衛隊衛生学校心理教官

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生きづらさを感じたときに必要なのは休むこと(写真:kouta/PIXTA)
「最近仕事がまわらなくて辛い」「悲しくもないのに涙が止まらない」「なぜかずっと不安が消えない」。こういった悩みのほとんどは、実は「疲労」から始まっています。だからこそ生きづらさを感じたときに必要なのは、「心を強くする方法」でも「自己肯定感を上げる方法」でもなく、とにかく「何もしない」こと、つまり休むことだと心理カウンセラーでNPO法人メンタルレスキュー協会理事長の下園壮太氏は言います。
ただ、忙しい現代人にとって休むのはとてもハードルの高いことです。本記事では、下園氏の新刊『全部うまくいかないのはわたしが頑張りすぎるから』より一部抜粋・編集のうえ、心や身体の不調を感じたらどうしたらよいのか、詳しく解説していきます。

活動(仕事)へのしがみつきが無理を生む

「疲れたら休んだほうがいい」

きっと誰もがわかっていることだと思います。

2段階(プチうつ状態)にある人ならなおさら、「眠れない」「食べられない」「だるい」「頭や肩、腰が痛い」などの肉体的な症状が出ているので、「ちょっと休みたい」と、頭に浮かぶことがあるはずです。

でも、私のところにカウンセリングに来られる方々に「少し休んでみてはどうでしょうか?」とお伝えすると、ほとんどの人が「休めない!」「休めるはずがない!」と言います。

それはもう徹底抗戦の姿勢で「簡単に言わないでください! 私にはまだお金がかかる子どもが2人いるんです。家のローンも残っているし……休んで仕事がなくなったりしたら、どうなります!? 絶対に無理です!」と訴えます。これは私にとって、よくある光景です。

2段階にある人の多くは、このまま我慢していればそのうち乗り越えられる、そうすれば自信もつくし、周囲からも評価される、少なくとも弱いとは思われなくて済む。

反対に、ここで休んでしまったら、逃げ癖がつき、出世できずこの先も一生ダメなままだ……と考えがちです。

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【冷静に「なぜ休めないのか?」を考えてみて】

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