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Netflix世界1位の韓国「キル・ボクスン」なぜ強い 主人公は殺し屋兼シンママ、パクり疑惑は?

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最新作のNetflix 韓国映画「キル・ボクスン」がNetflixランキング初登場世界1位の好成績。伝説の殺し屋でシングルマザー役のキル・ボクスンを韓国トップ女優のチョン・ドヨン(右)が演じている(写真:Netflix)
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Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。

主人公は殺し屋兼シンママ

目を引く華やかさがあってスリルあり、さらに大人好みに哀愁とユーモアまで交ぜ合わせ、2時間強にぎゅっと詰め込んだら、人気が出ないわけがありません。Netflix韓国映画「キル・ボクスン」はまさにそんな作品です。タイトルからしてパクリ疑惑も生まれましたが、3月31日にNetflixで全世界独占配信されると、初登場世界1位という好成績を難なく手に入れています。なんだかんだ強い理由を解説していきます。

母娘が暮らす家の広さから、殺し屋キル・ボクスンの報酬の高さがうかがえる(写真:Netflix)

登場人物からして、関心を引くような設定です。無敵の殺し屋であり、15歳のひとり娘を育てるシングルマザーでもあるキル・ボクスンが物語の主人公。

今年50歳を迎えた演技派のチョン・ドヨンが演じています。韓国人俳優として初めてカンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞した経歴を持つ彼女が珍しくアクションに挑み、殺るか殺られるかの修羅場で魅せまくります。

しかも、日本刀から銃まで使いこなし、時にペンですら武器にしてしまう天才キラーの話だけに終わりません。「殺人をしながら子育てなんて矛盾しているわね」というキル・ボクスンの台詞にあるように、人の命を殺める行為とは真逆の人の命を育む母親であることを自覚していく話こそ肝にあります。殺し屋であることを隠してママ友会に参加する姿はさすがに現実味がありませんが、思春期の娘に手こずる様子はリアリティがあり、共感できます。

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【すべての選択は成長した娘と向き合うため】

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