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「お客様志向」の意思決定が大学をダメにする理由 学問の自由を阻害するのは国家権力だけではない

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ハーバード大学はHRWのケネス・ロス元代表に特別研究員のポストを与えることを拒んだ。写真は同大学のワイドナー記念図書館(写真:kent / PIXTA)

学問の自由を脅かす出来事がこのところ米国で相次いでいる。フロリダ州のロン・デサンティス知事は、ニューカレッジ・オブ・フロリダの評議員会に自らの仲間を押し込んだ。同大学を保守イデオロギーの牙城に変えようとしている人々だ。

ハーバード大学は、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のケネス・ロス元代表に特別研究員のポストを与えることを拒んだ。HRWがイスラエルの人権侵害を非難していたことを懸念したためとされる。そしてミネソタ州のハムライン大学は、イスラム教の預言者ムハンマドの肖像画を美術史の授業で紹介した非常勤教授を解雇し、批判を浴びることとなった。

知の産出と伝達という使命を前進させるために、高等教育機関は主に国家、市場、学生という3つの資金源に頼っている。これらのバランスを維持することは大切だ。どれかに依存しすぎれば、学術研究は明白な脅威にさらされる。

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