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「米下院議長選」大混乱に見る共和党の思想闘争 トランプ派の造反だけではない主流派への疑義

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  • 会田 弘継 ジャーナリスト・思想史家

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15回の投票の末ようやく下院議長に選出されたマッカーシー議員(写真中央)(写真:AP/アフロ)

米連邦議会下院の議長には多数派政党が自党の指導者をすんなりと選出するのが当然とされてきた。それが100年ぶりの再投票となり、しかも決着まで投票が15回に及んだのは、南北戦争開戦が迫った1859年(44回)以来となった。今日の米政治の混迷を象徴するかのようだ。

再投票の原因となったのは昨年の中間選挙で下院多数派となった共和党の中の右派、すなわちトランプ派の造反だ。議長に選ばれたマッカーシー議員はトランプ前大統領登場以前からの共和党重鎮で、いわゆる主流派だ。ただ、投票決着に至るまで議事進行規則などでさまざまな妥協を右派に強いられた。それ以前に新議長はトランプに懐柔されてきており、今後の下院審議は混乱が危ぶまれる。

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