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3期目の習政権、明王朝と共通する意外な「弱点」 「一つの中国」に固執、強権政治は恐怖の裏返し

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中国当局は「中華民族」イデオロギーの維持に腐心する(2019年の建国70周年祝賀会)(写真:時事)

東アジアは広大だから、地域ごとに暮らしぶりは当然さまざま、種々バラバラなコミュニティーが分立した。そんなユニットの1つとして、日本列島も存在すると見なしてもよい。そして同じ中国人といっても、各地どこに向かってもおかしくないような人たちがいる。

そのように並存する多くの地域ユニットを統合するのが、歴代王朝の使命・イデオロギーだった。統一こそが至上の価値、その中心を担う「大一統」という思想で、まさにバラバラだった現実の裏返しである。

中華民族の復興

王朝に非(あら)ざる今の共産党政権も、実はあまり変わらない。「一つの中国」「中華民族の復興」というのが、かつての王朝イデオロギーに相当する。

中国歴代の当局者に言わせれば、そうした統合に反する逆行・離脱が恐ろしい。各地それぞれのユニットは、磁力のある方向に砂鉄が動くように流動する。以前は北方の遊牧民が、そんな磁力を有していた。新疆ウイグル自治区は、その成れの果てだろう。

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